開催を終えて
第30回日本静脈麻酔学会の理事会・評議員会および学術集会が無事に終了いたしました。本年春に新型コロナウイルス感染症が5類に変更され,現地開催の学術集会として事前参加登録・当日参加登録(合計100名)ほか多数の方々にご参加いただくことができました。会長の異動により運営事務局をごく少数で担当することとなり,関係者の皆様にご不便をおかけしたと思います。この場をお借りして心からお詫びいたします。
今回の学会開催にあたり,幾つか新しい試みを組み込みました。ささやかですが第30回を記念してノベルティを配布いたしました。基本はボールペンですが,手袋を付けたままでタブレット端末・スマートフォンを操作できるタッチペン,手術室内での水平状態を評価する水準器,いざという時に役立つドライバー(+/−)にもなり,臨床業務でご活用頂けるものと期待しています。また,セッション開始をお知らせするチャイムを,高校の後輩でもある “変拍子の貴公子TSUMUZI”氏に提供して頂きました。久しぶりの現地開催でしたが,皆様にお楽しみ頂けたのではないでしょうか。
本年のJSIVA賞(優秀賞,賞金10万円)については,3名の審査委員による厳正な評価により以下の演題が選出されました。おめでとうございます。
「悪性高熱症確定症例に対して、レミマゾラムを使用して安全に麻酔管理した一症例」
近藤 洋司 先生(国立病院機構 東広島医療センター麻酔科)
次の学会でも多くの皆様と共に静脈麻酔について討論出来るのを楽しみにしています。